クレジットカード現金化は、購入した商品を転売することで一時的な資金調達をする方法です。
ただ、商品により換金率が違い、換金率が低いと調達した資金と決済額に著しい差が生じるデメリットがあります。
支払額が大きくなる可能性があるので注意が必要です。
目次
クレジットカード現金化って何?
クレジットカード現金化とは、クレジットカード支払で商品を購入し、購入した商品を転売することです。
実際にクレジットカードを発行している信販会社の規約では購入商品の転売は禁止されていますが、チェックは厳しくなく滞納したり派手なことをしたりしなければ、問題になることはほとんどありません。
しかし、先ほど述べたように、購入した商品の換金率には差があります。
金券のように9割以上の換金率が確保される場合もあれば、ブランドバックのように7割を下回る場合もあるでしょう。
7割の換金率で10万円を調達しようとしたら14万3千円ほどの買い物が必要になります。
クレジットカードの支払は買い物をしてから長ければ2か月後です。
百貨店などでボーナス払いを利用しても、半年後には支払日が到来します。
カードの締め日をチェックし、確実に支払ができることを確認することが必要です。
現金化とは買い物をして転売することです
クレジットカード現金化は、買い物をしてその商品を転売することが前提です。
ただ、買い取りをしてもらえる商品は非常に多く、ブランドバッグのように中古でも一定の値段が付く商品であれば買取は可能です。
家電製品も買い取り対象ですし、時期によってはパソコンの買取価格が高めなこともあります。
換金率にこだわりたいなら金券がお勧めですが、換金率が高い百貨店共通商品券などはクレジットカードで購入することはできません。
あえて言うのであれば、信販会社が発行するギフトカードがお勧めですが、信販会社の営業所でしかクレジットカードで購入ではないことがほとんどです。
「Stop現金化」と大々的にポスターが貼ってある店舗でクレジットカード現金化目的のギフト券購入をするのはちょっとしたスリルでしょうが、気が弱い人にはお勧めはできません。
先ほど述べたように、クレジットカード現金化では支払のことを考える必要がありますし、商品によっては換金率が低いことも事実です。
ただ、換金業者は商品を持っていき、身分確認ができれば買取をしてくれます。
買取資金はその場で現金支払です。
1~2か月後に請求されるものの、審査のないクレジットカード現金化は、今すぐある程度の現金が必要な場合に確実な資金調達方法としてお勧めできます。
クレジットカードの仕組みを確認しましょう
クレジットカード現金化をする前に、ちょっとクレジットカードの仕組みを理解したほうがいいでしょう。
クレジットカードは財布から現金を出さずに、後払いで買い物ができる手段です。
現金を出さなくても商品を手にすることができ、支払は最長ではありますが2か月後と余裕があります。
支払日はカードごとに決められた締め日で決まり、たいてい締め日の1か月後に支払をすることになります。
クレジットカードの請求は締め日ごとにされますから、1か月分まとめて支払うのです。
ただ、クレジットカードの利用にあたり、注意すべきこととして信用情報が挙げられます。
自分の信用情報を見たことがない人も多いでしょうが、毎月の支払状況までこまめに登録されているのです。
支払遅延が登録されるのは当然としても、支払日に口座の残高不足で引落ができなかった場合にも支払遅延として登録されてしまうのです。
ちょっと納得できないかもしれませんが、信販会社が支払についていかに神経質かがよくわかっていただけるのではないでしょうか。
カードの締日を確認しよう
クレジットカード現金化で一番気にすべきことは、買い物をするクレジットカードの締め日です。
先ほどJCBの例を挙げましたが、締め日が15日のカードで15日に買い物をすれば、支払は翌月10日です。
これに対し、翌日の16日に買い物をすれば、支払は一気に翌々月の10日になります。
2か月とは言いませんが、かなり支払日までに余裕があることがわかるでしょう。
このようにクレジットカード現金化をする際には、締め日が一番遠いクレジットカードを利用すると有利です。
クレジットカード現金化をする可能性があるならば、自分が持っているクレジットカードの締め日を確認したほうがいいでしょう。
同じ締め日のクレジットカードばかりであれば、締め日を分散することをお勧めします。
具体例として、15日締め日のJCBと月末締め日のセゾンカードといった具合です。
信販会社を分散することで、下手に怪しまれることを回避するメリットもあります。
信販会社では盗難カードの不正利用を防止する目的で、金券などを購入すると購入意思の電話確認をすることがあるのです。
発行する信販会社が同じなら、カート自体が別であっても警戒対象は一元管理されていることがあります。
冒頭に述べた通り、クレジットカード現金化は禁止されており、それなりに警戒されていることを知っておくべきでしょう。
現金化しても問題ない!?
もっとも、クレジットカード現金化をしていても、現実に信販会社から問題視されることはさほど多くありません。
あまり多額のクレジットカード現金化をすると目立ちますが、100万円単位のゴールドやプラチナカードで一気に金券を買うようなことをしなければ大丈夫でしょう。
ただ、このような業者は全てが悪徳業者であり、一般人を相手にしている優良なクレジットカード現金化業者が逮捕されたようなことはありませんし、利用者が何か法律で罰せられたという事は今まで1件もありません。
また、金券や商品を換金するだけであれば、専門業者を通すことはないので逮捕されるという問題自体生じません。
クレジットカード現金化を禁止しているのは信販会社の規約上の話であり、利用者には影響はないのです。
もっとも、支払ができなくなった場合には大きな問題になりかねません。
例えば、クレジットカード現金化で支払がきつい場合にリボ払いで対処したとしましょう。
クレジットカード現金化自体が一度で済めば、支払は難しくないでしょう。
しかし、二度三度と繰り返すことで支払が厳しくなることがあります。
リボ払いの支払額は、利用額の残額に応じて増えていくためです。
この場合、自分の給料だけでは支払が難しくなることがあります。
勤め先の倒産や景気悪化による減給などがあれば、このようなリスクが現実のものとなります。
この際、債務整理をしようとすると信販会社は、クレジットカードの利用状況を調べるでしょう。
ブランドバッグや金券ばかり購入していたら怪しまれるのは当然です。
債務整理は信販会社などの協力がないとできない側面があります。
自己破産の申請をしても、信販会社などが規約違反による利用で支払が苦しくなったのだから認められないと異議申出をすることもあり得ます。
簡単に終わるはずの自己破産も終わらなくなってしまうでしょう。
クレジットカード現金化は支払がきちんとできていれば、問題はありません。
しかし、支払が滞るようにことになると面倒なことになってしまいます。
確実な支払が大切なのです。
10万円程度なら自分でやってみる
では、具体的にクレジットカード現金化をする際、どのような方法ですればいいか考えてみましょう。
クレジットカード現金化は、先ほど述べた通り、換金率によって有利不利の差が大きく生じます。
ただ、金額が小さければ換金率が低くても実際の支払に支障が出にくいともいえます。
例えば、10万円のブランドバックを7万円で転売すれば、自分の負担額は3万円です。
必要な金額が3万円程度ならもっと少額の商品を転売すれば済む話でしょう。
自分の支払能力に左右されますが、必要とする資金が少額であれば、さほど心配はいりません。
先ほどクレジットカード現金化はそれなりに警戒が必要だという話をしました。
しかし、金額が少額なら信販会社のチェック対象にもならないでしょう。
ネットの記事などには、新幹線の回数券をクレジットカードで購入すると無条件でJRが信販会社に照会すると述べられていることがあります。
しかし、駅によって違いはあるでしょうが、そんなことは少ないです。
また、もし信販会社に照会されたとしても、金額が少なければ「自分で利用する」といえば怪しまれることはありません。
信販会社発行のギフトカード
金券ショップで換金する際、一番換金率が高いのは百貨店の商品券です。
その中でも百貨店共通商品券は人気が高く、買取率も90%を常に上回っている優良商品といえます。
ただ、これらの金券は現金でしか購入できません。
これに対し、信販会社のギフトカードはクレジットカードで購入できる場合があります。
多くの場合、信販会社のギフトカードも現金でしか購入できませんが、信販会社の事務所などであればクレジットカードで購入できることがあるようです。
信販会社のギフトカードは、どの金券ショップでも買取率に大きな差はありません。
ただ、百貨店の共通券ほどの人気がなく、若干買取率は落ちます。
とはいえ、買取拒否をされるようなことは絶対ありません。
多額の購入をするとさすがに警戒されますが、信販会社の営業所で10万円程度のギフトカードを購入しても何かチェックされるようなことはないと考えていいでしょう。
実際に10万円程度のギフトカードを一括して購入する人は少なくないのです。
新幹線の回数券
新幹線回数券はJRの定番商品だった時代もありましたが、最近はネット予約ができるスマートEXなどの商品があるため、需要が減っています。
そのため、一時期ほど流通量は多くなく、昔からクレジットカード現金化目的に使われる可能性が高いことからカード会社には非常に警戒されている商品です。現在の現金化目的にはあまり適しません。
新幹線回数券は、年末年始やお盆期間などのように利用できない期間があります。
また、企業の出張が固まる年度末などは高いものの、そうでない時期は需要が減り、区間によっては買取拒否をされることもあるのです。
そのため、新幹線回数券を購入する際には、一番需要が高い東京大阪間の新幹線回数券を購入することをお勧めします。
また、時期による換金率の変動が激してい店は知っておいた方がいいでしょう。
ただ、このように季節変動がある新幹線回数券は、クレジットカード現金化の手段としてはあまりお勧めできません。
信販会社のギフトカードを利用した方が有利でしょう。
金券系の換金率は一番高い
クレジットカード現金化において換金率は大きな要素です。
信販会社ギフト券のように時期によっては90%以上で買い取ってくれる金券は、支払日に自分の負担が少なくなる優良商品と言えるでしょう。
先ほど述べたようにクレジットカード現金化をした後で支払ができないような事態になるとややこしいことになります。
そのような事態を避けるためには、やはり換金率の高い商材でクレジットカード現金化をすることが大切です。
金額が少額であれば、換金率の多寡はあまり影響しないともいえます。
差額自体が少ないので支払が苦しくなる要因が少ないといえるでしょう。
もっとも金券は、換金率がいいものの、クレジットカードで購入できる商品が限られています。
例えばコンビニで売っているamazonギフト券や、Google Play ギフトカードは現金でしか買えません。
換金率は低いものの、流通量の多いジェフグルメカードも現金でしか買えないようになりました。
このようなことになったのは、金券をクレジットカードで購入できるようにすると、盗難カードの換金手段として悪用されるためです。
必ずしもクレジットカード現金化防止を狙ったものではないとしても、効率のいい現金化ができないのは残念としか言いようがありません。
このような煩わしいことを回避したいのであれば、百貨店や家電量販店で換金可能なブランドバックやパソコンを購入するのも一つの方法です。
百貨店や家電量販店でカードを作り、そのカードで決済するとポイントがかなりつきます。
例えば、高島屋のクレジットカードは一般カードでも8%の割り戻しがあります。
ブランドバッグによってはポイントが付かないこともありますが、換金率の悪さをカバーできるかもしれません。
また、支払時期を先送りしたければボーナス払いにするのも一つの方法と言えるでしょう。
10万程度ならバレない
もっとも、実は信販会社のギフトカードも新幹線回数券も10万円以下なら、そうそうバレることはないと考えていいでしょう。
先ほど煩わしいことが嫌ならば、ブランドバッグやパソコンを購入することも一つの方法だと述べました。
確かに間違いではないし、安全パイと言える方法ではあります。
しかし、金額が少額で信販会社がチェックしなかったり、万が一何か言われても言い逃れができたりするようなら問題はないと言えるのではないでしょうか。
下手に信販会社のチェックを恐れるばかりに、わざわざ不利な方法でクレジットカード現金化を実行し、損をすることはないでしょう。
サラリーマンや主婦が「ちょっと今月はお金が足りない」という場合、必要とされる金額は10万円以下であることが圧倒的に多いのではないでしょうか。
毎月のように金券購入をしていても、それが1万円単位の金額であれば問題されないでしょう。
それならば、割のいい信販会社のギフトカードでクレジットカード現金化をすればいいのではないでしょうか。
30万円以上の高額でも自分でできる
さて、必要とする金額が30万円以上の高額であった場合はちょっと気を付ける必要があります。
30万円程度の信販会社ギフトカードを購入しても問題になることはほとんどないでしょう。
しかし、休眠カードをいきなり利用したような場合は電話確認される可能性も否定できません。
念には念を入れるという観点からすると、ちょっと別の方法を検討することも大切でしょう。
ここでお勧めしたいのがamazonギフト券です。
信販会社ギフトカードや新幹線回数券に比べると若干割りの悪い換金方法でしょう。
しかし、amazonギフト券はクレジットカード購入が原則なので怪しまれようがありません。
amazonギフト券は、amazonの人気が高くなっていることから流通量が増加しており、一種のマーケットを形成しています。
オークションのようなサイトもありますから、自分で出品することも可能です。
ただ、オークションサイトの価格を見ながら出品しなければいけないこともあり、働いている人にはあまりお勧めできません。
amazonギフト券には買取業者があり、転売や自社買取の方法でamazonギフト券を資金化してくれます。
このような業者を活用することも一つの方法と言えるのではないでしょうか。
amazonギフト券ばかりではなく、信販会社ギフト券もクレジットカード現金化の手段とすれば、換金率が多少なりとも改善されるのではないでしょうか。
この場合、怪しまれないようにamazonギフト券の購入と、信販会社ギフトカード購入は、別の信販会社で発行したものを利用した方がいいでしょう。
amazonギフト券で現金化
amazonギフト券はamazonで利用できる商品券です。
amazonで利用できるということでお判りの通り、ネット上で取引されます。
この商品券は先ほど少し述べた通りコンビニなどでも購入できますが、コンビニで買うamazonギフト券買取は現金でしか買えないのでクレジットカード現金化の手段として使うことはできません。
amazonギフト券は、週刊誌などで「格安amazonギフト券」が紹介されたこともあるため、知っている人もいるのではないでしょうか。
先ほど述べたオークションサイトで、amazonユーザーが格安で購入できないかと虎視眈々と狙っています。
オークションサイトというと【ヤフオク】を思い浮かべる人もいらっしゃるかもしれませんが、amazonギフト券のオークションサイトは株式市場に近いです。
つまり、価格と額面から買いたい人が自分の希望するギフト券を落札していき、その価格が基準となって他の入札者が出品していきます。
こうして、amazonギフト券には一種の相場が形成され、この相場によって換金額が決まります。
ただ、入札なので慣れていない人は高く入札してしまい、いつまで経っても換金できないこともあります。
逆に安くしすぎて換金率が異常に下がってしまうこともあります。
このようなことが苦手な人や、一度きりの取引だというのであれば、いっそのこと専門業者に任せてしまうのも一つの方法でしょう。
ちょっと工夫が必要
ただ、amazonギフト券をクレジットカード現金化の対象とするためにはひと工夫必要です。
基本的にamazonギフト券の場合、30万円程度の額面を購入しても問題はありません。
しかし、アマゾン公式サイトではamazonギフト券の転売や資金化を基本的に禁止しています。
そのため、amazonギフト券の購入に対しては多少の制限を設けており、この制限を回避する必要があるのです。
現在、amazonギフト券を新規のアカウントや登録して一度も利用していないクレジットカードで決済する場合、半日程度発行を留保されることがあります。
信販会社のギフトカードを通販形式で購入する場合、発送を1週間程度遅らせているようです。
こうすることでクレジットカード現金化の手段とされることを防いでいるのですが、amazonギフト券でも似たようなことをしています。
もっとも、amazonの場合は半日程度ですから実害はないと言えるのですが、このような形で警戒されていることは間違いありません。
amazonギフト券をクレジットカード現金化の手段として多用するわけでなければ、いつも自分が利用しているアカウントを利用してもいいでしょう。
専門の買取店に任せるのが一番
ちなみにamazonギフト券を換金する際は、先ほど述べたオークションサイトに直接出品するのではなく、業者に任せることも可能です。
このようなamazonギフト券買取店はいくつかあります。
買取店の転売手段はいろいろあるようで、オークションサイトに出品していることもあれば、自社の仕入代金支払手段として利用していることもあるようです。
また、中国人のバイヤーが日本で販売されている日用品を購入する際にamazonギフト券を仕入れているともあるようです。
ただし、最近は中国の税関が規制を厳しくしているようなので、この手の需要は少なくなっているかもしれません。
オークションサイトに直接出品するより換金率は下がるのは当然です。
ただ、オークションサイトに出品すると落札者のクレームにすべて対応する必要があります。
クレームが自分の出品したamazonギフト券によるものであれば仕方ありません。
ただ、単に相手の知識不足で落札したamazonギフト券が登録できないこともあるようです。
昼間に働いているサラリーマンの方にこのような対応をするのは大変かもしれません。
手間がかからないという面もあるので、amazonギフト券買取店に任せたほうが確実だと言えるかもしれません。
新規利用なら90%以上で現金化できる!
ちなみにamazonギフト券買取店に任せると買取率は優良店で90%前後、一般的なお店だと90%を切ることが多いです。
ただ、どの買取店も最初だけはご新規様キャンペーンで買取率を上げています。
このキャンペーン買取率は、amazonギフト券の相場に関わらず90%を超えることがほとんどです。
ただ、優良店と言われるamazonギフト券買取店はいくつかあります
amazonギフト券買取は、何度も繰り返してするものではないでしょうが、必要な都度「初回キャンペーン」を利用するのも一つの方法と言えるかもしれません。
この優良店をいかに探すかがamazonギフト券によるクレジットカード現金化の成否を分けます。
優良店の買取率はたいてい横並びです。
互いに買取率をチェックしあっているため、必然的に揃うのです。
また、悪徳店や詐欺サイトは98%の買取率といったような実現不可能な買取率を平気で提示しています。
まじめに買い取る気がないので、なんとでも記載できるのです。
amazonギフト券の相場はオークションサイトでは高くても95%程度ではないでしょうか。
それなのに98%と言うような換金率が実現するはずがないことは、改めて言うまでないでしよう。
50万越えは任せた方が無難
さて、もっと高い買取率を望む場合はどうすればいいのでしょうか。
ここまでくると自分だけでクレジットカード現金化をするのはリスクが高すぎます。
専門業者に任せたほうがいいでしょう。
もちろんできないことはありません。
さきほどちょっと紹介しましたが、信販会社を分けた複数のカードを作り、何回かに分けて金券などを購入すればいいのです。
信販会社を分けることで警戒対象から逃れることができます。
いきなり100万円分のamazonギフト券を購入したら警戒されるでしょうが、アカウントを複数つくり、違い信販会社のクレジットカードを登録しておけばいいのです。
ただ、このようなことをするのは面倒です。
amazonギフト券であれば、ネット上だけで購入や買取依頼をすることができますが、信販会社ギフトカードや新幹線回数券で同じことをするのは大変です。
サラリーマンの方にはとてもできない芸当と言えるのではないでしょうか。
このような話をすると、商品の買取はどうかと言われるかもしれません。
ただ、商品買取の場合は換金率が7割を下回ると考えたほうがいいでしょう。
換金率を比較すれば、クレジットカード現金化業者の方が換金率は高めの設定になっています。
信販会社に警戒される事とは!?
先ほど30万円くらいまでなら自分で現金化した方がいと述べました。
金額が少なければ信販会社も警戒しないと思われるためです。
ただ、金額が大きくなるほど信販会社は警戒するようになります。
もっとも、この警戒基準はよくわからないのも事実です。
例えば、限度額20万円のクレジットカードで20万円の金券を購入した場合、本当の盗難による不正利用の可能性が高いとも言えます。
しかし、限度額100万円のカードで20万円の金券を購入しても、盗難カードの利用であればそのような中途半端なことはしないと判断されるでしょう。
そう考えると、一概に金額だけで信販会社対策をするのもどうかと思われます。
ただ、金額が少なければ言い訳もしやすいですし、実際に10万円単位の信販会社のギフトカードを結婚や出産のお返しで利用する人もいます。
信販会社の営業所でラッピングは自分でするからとギフトカードを購入する人は少なくありません。
もっとも、その金額が50万とか100万になると、カードの利用限度額にもよりますが、警戒される可能性がないとはいえません。
結局、信販会社の警戒対象になるか否かの判断基準は、利用金額で決まるのではないかと考えられます。
また、先ほど述べたamazonギフト券はクレジットカードで一回に購入できる限度額が50万円になっています。
そのため、50万円を超える場合は2回購入をする必要があります。
信販会社もamazonもちょっとおかしいのではと疑いかねません。
突っ込まれた時の言い訳が大変
このように50万円を超えるようなクレジットカード現金化は言い訳が大変です。
信販会社の確認の電話があった際、下手に慌ててしまうと疑われます。
日頃からこのような時のために言い訳を考えている人は別でしょうが、そこまで準備のいい人はあまりいないでしょう。
また、クレジットカード現金化が必要な時は、たいてい慌てている時ですから、そんな時に信販会社から電話があると余計混乱してしまいます。
変な対応をすると、カードの利用自体をストップされてしまいかねず、クレジットカード現金化自体が失に終わります。
お金に困っている時にそんなことになったら致命傷でしょう。
amazonが電話をしてくることはないでしょうが、新規取引などの場合はamazonがamazonギフト券の発行を止めてしまう事もありますので、注意が必要です。
また、amazonギフト券をamazonマスターカードで購入するとamazonのポイントが付くと期待して多額の購入をすると、信販会社である三井住友カードから確認の電話がある可能性があります。
amazonギフト券を利用したクレジットカード現金化は、他の金券に比べてやりやすい面がありますが、金額が大きいと結構リスクが出やすいのです。
現金化業者に任せるのが一番
このように考えると、多額のクレジットカード現金化は、下手に自分でやるより、専門業者に依頼した方が賢明と言えます。
クレジットカード現金化業者はネットで探せば多くヒットしますし、事前に口コミサイトなどで優良業者を探しておけば、いざという際に慌てることはありません。
クレジットカード現金化業者は、クレジットカードで商品を購入させることで現金化と言われないようにしています。
そのため、利用をすると必ず何かを送ってくるのです。
送ってくるものは、100円ショップで売っているようなおもちゃの事が多いですが、最近は余りにも露骨だからとパワーストーンなどを利用することも増えています。
クレジットカード現金化業者に現金化を依頼すると、先ほど述べたように買い物をさせられます。
その際、買い物代金をクレジットカードで決済し、その決済代金の何割かがキャッシュバックされます。
このキャッシュバックが事実上の現金化資金です。
あらかじめ振込口座を聞いてきますから、その口座に振込をしてくれます。
土日などの休日や夜間であっても、クレジットカード現金化業者の指定する銀行であれば振込が可能です。
転売という手続がないので、振込スピードは非常に早く、いざという際には力強い味方になるでしょう。
換金率は基本的に7割から8割
クレジットカード現金化の換金率は、先ほど述べたキャッシュバック率になります。
還元率の相場は一般的なお店で7割から8割程度です。
よくクレジットカード現金化業者で98%と言うようなキャッシュバック率を提示しているサイトがありますが、ほぼ確実にウソです。
その換金率で処理できるはずがありません。
クレジットカード現金化業者は自らが販売者となります。
1か月程度経ってから信販会社から受け取る「売上代金」を受け取りますが、手数料として最低5%程度は徴収されます。
最近は簡便なクレジットカード決済手段としてSquareのような業者がありますが、それでも手数料率は3%台です。
98%でクレジットカード現金化をするようなことは間違ってもありません。
ただ例外的に90%超えの還元率を誇る優良業者も実際に存在します。
また、何十年も前から営業している老舗も多くあります。
そのような業者は最初から換金率を提示しており、無理のない数字で現金化をしてくれるのです。
口コミサイトなどを見ても、このような業者の評判は非常に高く、安心して利用できるのではないでしょうか。
最大いくらまで現金化できる?
では、実際にクレジットカード現金化でいくらまで調達できるのでしょうか。
資金繰りに困った自営業者の方がクレジットカード現金化を利用したものの、返済ができず自己破産を申請したという話もあります。
資金調達ができても、支払ができなかったら意味がありません。
リボ払いで当座の支払を引き延ばすこともできますが、利用元本が多ければ毎月の支払額も多くなります。
支払計画を立てないとどこかで破たんしかねません。
クレジットカード現金化は、準備万端にすれば、信販会社に怪しまれることなくかなりの金額を調達できます。
現在、大手と言われる信販会社はJCB、三井住友、MUFGといったところでしょうが、これに加えて中堅のライフカード、オリコ、セゾン、イオン、楽天もあります。
利用限度額にもよりますが、これらの信販会社のカードを一斉に利用しても、横のつながりはありませんから、特に問題は生じないと言えそうです。
もっとも、先ほど述べた通り、支払をどうするかという問題が残ります。
信販会社によって締日は異なりますから、何枚ものクレジットカードを利用すれば締日近くのカードを利用することもあるでしょう。
締日が近いカードを利用するということは、支払日も近くなることを意味し、自転車操業のような資金繰りになりかねません。
支払のことまで考えて、現金化の限度を考える必要があるでしょう。
1枚のカードで50万が限度
現実に信販会社に怪しまれないようにクレジットカード現金化をするためには50万円が限度でしょう。
それ以上の金額をクレジットカード現金化の手段にするためには、金券では難しいですから他の方法を利用することになります。
ただ、先ほど述べたように、金券以外の方法によるクレジットカード現金化は、換金率が低いので実際の支払日に返済資金をどう調達するかが大きな問題になるでしょう。
7割の換金率で50万円調達する場合、71万4千円ほどの決済が必要です。
その差は21万以上です。
自分が調達できた資金の半分近くの金額を余分に支払わなければいけません。
先ほど述べた通り、amazonギフト券の購入限度額は50万円です。
多額のクレジットカード現金化ではamazonギフト券が一番安定してお勧めであることからしても、50万円という数字が一つのガイドラインになるのではないでしょうか。
別の信販会社をいくつか利用する
ただ、50万円を超える資金が必要な場合もあるでしょう。
支払手段があることを前提にすれば、クレジットカード現金化業者を利用することも一つの選択肢です。
口コミサイトなどで探した業者であれば、問題なく処理してくれるでしょう。
ただ、換金率が低くて支払に不安があると考えるのであれば、信販会社の違うクレジットカードを利用することも一つの方法と言えるのではないでしょうか。
また、amazonギフト券をクレジットカード現金化の手段にするならば、アカウントも別にした方が確実で安心できます。
この場合、50万円ではなく20万円程度の信販会社ギフトカードや新幹線回数券を違うクレジットカードで何度も購入することが必要です。
100万円単位の信販会社ギフトカードや新幹線回数券を個人で購入するのは、いくら何でも危険すぎます。
締日の問題もあるため、できるだけクレジットカードは1枚にまとめた方がいいのです。
ただ、信販会社に警戒されて盗難カードではないかといろいろ聞かれるリスクを考えると、安全策を取ったほうがいいのではないかと思われます。
いくらゴールドカードであっても、信販会社に決済をストップされてしまったら全く意味がないのです。
リスクは次第に上がる
ただ、何枚ものクレジットカードを利用して金券を購入するのはリスクがあるでしょう。
一枚当たりの利用額を抑えたとしても、信販会社によっては休眠カードや利用額の少ないカードで大きな買い物があったら確認するようになっているケースもあります。
何か聞かれたとしてもやり過ごすことができる度胸と判断ができる人ばかりではないはずです。
クレジットカード現金化をしていたことがバレると、カードは失効されます。
その信販会社では「ブラックリスト」として管理されるので、下手をすると一生その信販会社とは取引できないでしょう。
また、信用情報機関にもクレジットカード現金化をしていたと書き込みがされるため、すぐ解約されたとしても5年間はデータが残ります。
クレジットカード現金化自体がノーリスクではなく、それを何度も繰り返すことは次第にリスクが上昇していくことを意味します。
先ほど信販会社の数は多く、横の連絡はないと述べました。
しかし、利用した信販会社の数が多ければ、確認される可能性は信販会社の数だけ発生するのです。
利用枚数だけのリスクが発生することは知っておくべきでしょう。
100万円くらいが限度
このような点を総合して考えると、一回のクレジットカード現金化の上限は事実上100万円ではないかと思われます。
もちろん、リスクがあることを覚悟して何枚ものクレジットカードを利用して信販会社ギフトカードやamazonギフト券などを購入することもできるでしょう。
しかし、初めてクレジットカード現金化をしようとする人には、とてもお勧めできる方法ではありません。
100万円までのクレジットカード現金化であれば、ここまで述べた方法で安心して対応できるでしょう。
しかし、それを超えた金額のクレジットカード現金化はリスクが高く、何かあった際には大変なことになることを覚悟しなければいけません。
効率の良い現金化のコツ
さて、ここまでの話を念頭に置いたうえで、初めてクレジットカード現金化をする人が無理なくできるコツを考えてみましょう。
ここまで長々とお付き合いありがとうございました。
あれやこれやと書いてきましたが、最後にクレジットカード現金化を効率よく行うためのコツを簡単にまとめてみました。
換金率(還元率)にこだわろう
まず、クレジットカード現金化の基本として、換金率にこだわることが大切です。
換金率が低い商品をクレジットカード現金化の対象としてしまうと、支払日に資金不足や調達不足になります。
もし換金率が7割の場合、10万円現金が欲しい場合14万円の支払が必要です。
支払資金の確保方法が難しくなります。
もし支払資金確保が確実であったとしても、いくら何でもこれはひどいでしょう。
これに対し換金率95%の信販会社ギフトカードであれば、10万円調達するために10万5千円でいいです。
実際に10万5千円という買い方はしないので、10万円の信販会社ギフトカードを購入し、9万5千円の資金調達をすることになるでしょうが、その差は5千円です。
資金が必要となった理由などにもよりますが、この程度の差であれば1か月から2か月後の支払日までに資金調達をすることは難しくないのではないでしょうか。
カードの締日にこだわろう
次にこだわりたい項目として、クレジットカードの締日が挙げられます。
クレジットカードの締日にクレジットカード現金化をしてしまうと、1か月以内に支払日が到来します。
資金が必要なタイミングは信販会社の締日とは無関係ですが、自分が持っているクレジットカードの締日を知っておけば、一番有利なカードを利用することができます。
締日を意識してクレジットカード現金化をすることで、最長1か月間の支払延長が可能です。
この1か月の間に自営業者の方であれば、得意先からの資金回収ができるでしょうし、サラリーマンの方であれば給料日が到来します。
大抵の人は、1カ月に一度は資金が自分の口座に入金されるチャンスがあるはずです。
そのチャンスが1回だけになるのか、それとも2回になるのかという違いは思った以上に大きいのではないでしょうか。
支払日に資金確保ができなかったらリボ払いにすればいいじゃないかと思われるでしょうが、リボ払いには限度額があることも知っておくべきでしょう。
業者にこだわろう
クレジットカード現金化は買取業者がいないと成立しません。
金券であれば、金券ショップが直接買取をしていますが、換金率を上げるためにはいくつもの金券ショップを見て回ることが大切です。
信販会社のギフトカードは、金券ショップによる買取率に差はあまりありませんが、新幹線回数券は結構大きいです。
駅に近い金券ショップは新幹線回数券の販売量が多いので、仕入も大量にしています。
そのため、換金率が高くなるでしょう。
これに対し、百貨店などの商業施設が近い場所は、信販会社ギフトカードを重視して買取をしています。
また、amazonギフト券の買取業者やクレジットカード現金化業者は、基本的にネット上の取引です。
そのため、詐欺師が暗躍しやすい環境ですし、悪徳業者も「仕事」がしやすい環境と言えます。
金券であれば換金率が高いショップを探すことが大切です。
ネット上の業者であれば換金率だけではなく口コミサイトなどによる情報収集が大切です。
大切な自分のお金ですから、業者にはこだわることが必要でしょう。
完済することにこだわろう
そして、一番大切なこだわりは「完済」です。
10万円のクレジットカード現金化程度なら、無理なく支払ができるでしょう。
しかし、50万円のamazonギフト券を購入すると、支払日に資金確保ができない場合があります。
クレジットカード現金化をした上で支払が遅れると、まず信用情報機関に登録されます。
ブラックリストではありませんが、自分の信用が多少なりとも落ちるでしょう。
次に支払ができない期間が長くなると、信販会社は督促を開始します。
督促を開始する段階になると「何を買ったか」を調べるでしょう。
そこで金券ばかり買っていたり、ブランドバックやパソコンを買っていたりするとクレジットカード現金化を疑われます。
クレジットカード現金化を信販会社が警戒しているのは、支払不能になる可能性が高いからです。
逆の視点から見れば、支払ができていれば信販会社は問題にしません。
リボ払いに変えた場合、支払は猶予されますが、金額が大きければ返済期間が長期化します。
それでも完済できれば何も問題はありません。
しかし、支払が滞り、信販会社から督促されるような事態になると面倒なことになります。
クレジット現金化をする際には完済にこだわって利用することが一番大切です。
以上、これらを踏まえて今後のクレジットカード現金化ライフを確実に効率の良いものにしていきましょう。
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