大手通販の楽天とAmazon
どちらもファンが多いのですが、どちらか一方という人も結構多いようです。
そもそもこの両社は通販サイトとしての性格が全然違うので、好みによって分かれるのかもしれません。
そのため比較しやすそうで、実際には比較しにくい両サイトですが、一体どちらが安心でお得なのか分かりやすくまとめてみました。
ちなみに、これから検証しようとしている冒頭でいきなりこんなのをいうのもあれですが、個人的にはAmazonの圧勝です。
お得さ比べ
通販はお得でなきゃとこだわりを持つ人が多いでしょう。
そんな人の心にドストライクなのは楽天の方かもしれません。
毎日のようにお得なポイントゲットのチャンスが満載で、使わなきゃ損をしてしまうと思ってしまいます。
これに対し、Amazonはポイント還元などには消極的なイメージがあります。
もともとアメリカと日本の文化の違いがあるからです。
どちらかというとアメリカはクーポン社会で、日本がポイント社会なのでこの辺ではさすがに楽天がリードしているとみても良いでしょう。
もちろんAmazonもポイントゲットのチャンスがないわけではありませんが、楽天はどの商品ももれなく1%以上の還元しているのに対して、Amazonの方では一部の商品のみポイントバックがあるだけで、またその還元率も非常に低いのが特徴です。
楽天ならポイントゲットのチャンス満載
楽天のサイトを使っている人ならご存知の通り、楽天にはポイントゲットのチャンスが溢れています。
また、独立した携帯キャリアも始めたので、お得なチャンスはさらに広がるでしょう。
銀行や証券会社、そしてデリバリーサービスなども取り扱っており、そのすべてでポイントゲットのチャンスがあります。
要するに日常生活を何気なく送っているだけで楽天ポイントがジャラジャラと手に入るのです。
楽天の多事業展開のおかげでポイントゲットのチャンスが無限大に拡大しています。
楽天はキャンペーンポイントが多い
また、楽天はキャンペーンポイントが多いです。
通常は1%のポイント還元率ですが、不定期にキャンペーンを実施するため、うまく乗れば期間限定ポイントが10%単位で付くこともあります。
期間限定ポイントは使い道が限られていることから誰でも使えるわけではありませんが、これだけチャンスがあれば自分にぴったりのキャンペーンを探すことができるでしょう。
特に買い物をする用事がなくても楽天サイトをクリックしてしまう人が多いのは当然です。
Amazonはアマゾンマスターカードを使っても2.5%
これに対してしまうと、Amazonは見劣りするといえるでしょう。
確かにキャンペーンをしていることは間違いないですし、ポイントの種類も基本的に1種類なので使い勝手も悪くありません。
しかし、目立たなくて見逃すことも多く、意識して使わせないようにしているんじゃなかと勘繰りたくなるようなこともあります。
そんな中でamazonユーザー必携と言われるのがamazonマスターカードゴールドです。
このカードを持っていればプライム会員の権利が付きますし、ポイントも割増になります。
ただ、最高でも2.5%と思ったほど高くありません。
お得さを追求するなら楽天が正解?
楽天の基本ポイントは楽天カードを使えば3%と基本ベースでamazonを上回っています。
それに加えて大々的なキャンペーンを実施しており、誰しも期間限定ポイントのチャンスを手にできるのです。
これに比べるとamazonはインパクトがないですね。
お得さを追求するなら楽天で決まりか!?と思った方が多いと思いますが、実は違います。
もちろん全てではありませんが、見比べてみれば一目瞭然でAmazonの方が圧倒的にお得なのです。
使いやすさ
次に、実際の使い勝手はどうでしょうか。
お得なのももちろん大事ですが、実際に自分が欲しいものをサッと探せるかどうかは別問題です。
この点でもメリットが大きいのはAmazonです。
公式サイトはパッと見はゴチャゴチャしている印象を受けがちですが、よく見ると整然としています。
また、商品ごとにカテゴリー分類されているので見やすいです。
これに対し、楽天はサイトを見てもどことなく無秩序になっているイメージを受けます。
各店舗ごとにこぞって競争しているため
楽天はネット通販の集合体ですが、どのお店に何を売っているのかが直感的にわかりません。
単店舗形式のamazonは使いやすくわかりやすい
amazonは基本的に単店舗の通販業者です。
もちろん楽天同様にamazonにもamazonマーケットプレイスという制度がありますが、店舗ごとのサイトではなく商品ごとにどの業者が出品しているかが表示されます。
そのため、お目当ての商品を探すのであればamazonの方が探しやすいです。
楽天も一部の有名店を狙うのであれば別ですが、商品を探すという観点からすると探しにくいでしょう。
商品ごとの検索機能もありますが、検索条件が入れにくいので使いやすさという点ではamazonに劣ります。
多数の店舗がある楽天はわかり難くて使いにくい
楽天は「商店街」という性格を持つため、どうしても出店者が「主役」になります。
確かに楽天を足掛かりに全国的な知名度を上げたお店もありますが、ユーザー視点からすると「お店」より「商品」を探したいはずですからピント外れと言えるでしょう。
多数の店舗がある楽天は「お得度」という点では自分の生活を楽天に集中させることでポイントをザクザクゲットできるメリットがあります。
しかし、そのメリットが使い勝手という点では裏目に出ているのです。
機能が多ければいいというわけではない
楽天はお店だけでなく、サービスの種類も多いです。
また、優待制度も多くてお得なようなイメージを受けます。
実際に恩恵を受けている人も少なくないでしょう。
しかし、複雑すぎる機能は結果として使いづらさを誘発します。
楽天はサービスが充実していますが、もう少し整理統合したほうがもっと使いやすくなるのではないでしょうか。
使いやすさを追求するならamazon
結果として使い勝手を比較すればamazonの方がはるかに優れています。
自分が欲しいものをパッと探したい、買いたい、というのが通販利用者の目的です。
その観点からするとamazonの方が使い勝手がよく優れていると言えます。
品揃えは互角
通販で大切なポイントとして品ぞろえも挙げられます。
こちらについては両者ともに互角と言えるでしょう。
一見専門店が多い楽天の方が品揃えは充実していると思われがちですが、amazonもamazonマーケットプレイスがあるのでamazon以外の店舗の商品も購入できます。
ただ、店舗の「発掘」という点では楽天の方が優れているため、マイナーすぎる商品については楽天で探す方がいいかもしれません。
楽天は多店舗だが…
楽天は店舗数が多いので、品揃えが多いと思われがちです。
楽天で知名度がアップしたお店も少なくありませんから、見た目以上に商品アイテム数は多いと思いがちでしょう。
しかし、自分が欲しい商品がその「有名店」にあるとは限りません。
多店舗であるのはいいのですが、自分が欲しいものがなければ意味がないでしょう。
ただ、店舗が多いのでアイテム数は自然と増えることは間違いありません。
amazonは商品アイテム数が多い
これに対し、amazonは品ぞろえ充実を意識しています。
マーケットプレイスに出店している店舗の商品だけでなく、自社在庫も全国にあるamazonの倉庫にストックされているので、お急ぎ便を使えば当日配送も可能なのです、
商品ごとにダイレクトに探すことができるため、他のお店では見つけることができないような商品でも手軽に探すことができます。
商品アイテムの多さを実感することができるでしょう。
amazonの商品はamazon以外のお店も出店している
amazonで販売されている商品は、amazonだけでなく、amazon以外の店舗からも出品されています。
そのため、品揃えは楽天同様に充実しているのです。
あまり目立たないのですが、結果としてamazonのアイテム数は自然と増えていきます。
楽天もamazonも品揃えは互角
結果として、楽天もamazonも品ぞろえに差はありません。
同じものを楽天とamazonで探しても、ほぼまず間違いなく見つかるでしょう。
差があるとすればDVDの初回限定版のような限定商品に限られるでしょう。
ただ、これはどちらが優れているというわけではありません
運良く残っていてラッキーだったねという程度の話でしょう。
安心なのはどちらか?
通販を利用する際には安全性も大切です。
楽天もamazonもネット通販なのでセキュリティ確保は非常に大きな問題でしょう。
どちらが優れているのでしょうか。
amazonのセキュリティレベルは高い
amazonのセキュリティレベルは非常に高いです。
amazonは米国の会社なのでセキュリティに対する危機感は高く、それに対応すべくセキュリティを重視しています。
amazonにはマーケットプレイスもありますが、決済はamazonサイトでしますから、買い物情報はamazonのセキュリティに守られているので安心です。
amazonは顧客情報もすべてamazonで一元管理しており、セキュリティレベルも効果的に上げることができるのです。
楽天のセキュリティはお店任せ
これに対し、楽天は基本的に顧客情報はお店任せです。
もちろん楽天側も出店者に対してセキュリティレベルを上げることを要請していますが、実際にどうしているかは別問題でしょう。
もちろん大手店舗のセキュリティは心配することはないでしょう。
しかし、楽天に出店しているお店は大きなところだけではありません。
街の専門店が生き残りをかけて楽天に出店していることも少なくないのです。
クレカ情報の防御は互角
ただ、クレカ情報だけは楽天もしっかり管理しています。
楽天の支払は当然楽天経由ですが、クレジットカードの決済は楽天のシステムを利用するため、お店にクレジットカード情報が渡ることはありません。
また、一元管理をしているamazonのセキュリティはしっかりしているので心配いりません。
ネット通販で一番問題なるのがクレジットカード情報です。
このクレジットカード情報の管理は楽天もamazonも互角だと言えます。
店舗がシンプルなamazonは安全性が高い
では、どちらのセキュリティが高くて安心なのでしょうか。
一番重要なクレジットカードの管理は互角といえますが、楽天はクレジットカード以外の情報はお店任せのことが多いため不安があります。
これに対し、すべて情報を一括管理しているamazonは安心感があります。
大差とは言いませんがamazonに軍配が上がるのではないでしょうか。
ではどちらがいいのか?
さて、楽天とamazonはどちらがいいのでしょうか。
ただ、両者の性格はかなり違うので利用する人ごとに結論は違うでしょう。
楽天はどちらかといえばワイワイしている雰囲気で派手な感じがあります。
また、ポイントがいっぱい貯まるイメージが強いです。
これに対し、amazonは楽天よりシンプルで落ち着いているイメージがあります。
派手さがない代わりに実用的な使いやすさと一括管理されている安心感があるでしょう。
どちらがいいかというより、どちらを選びますかという話ではないでしょうか。
お祭り騒ぎが好きな人は楽天
楽天のサイトを見ればお判りのとおり、いつもキャンペーンをしています。
好き嫌いは分かれるでしょうが、キャンペーンの告知は派手です。
必要かどうかは別として否応なしに目に飛び込んできます。
楽天のサイトは毎日お祭り騒ぎといっていいでしょう。
このにぎやかさが楽天最大の特徴でありメリットです。
お店ごとにカラーが出ているため、特定の商品を探すのではなく、ウィンドウショッピングを通販サイトでしてみたいという人に楽天はお勧めできます。
でもゴチャゴチャしすぎている
ただ、特定の商品を探したい時にはゴチャゴチャしすぎているのが災いして探しにくいのも事実です。
いつも利用しているお店が決まっているなら問題ないのですが、一つの商品を探そうと検索すると、取扱店がドッと出てきます。
これではどこで買えばいいのか迷ってしまうのではないでしょうか。
このゴチャゴチャ感は楽天のデメリットと言えそうです。
実質主義の人はamazon
楽天と正反対の性格を持つのがamazonです。
amazonは一つの通販業者であり、マーケットプレイスに出店しているお店はamazonの陰に隠れて目立ちません。
お店を目指して買い物がしたい人にはamazonは向きませんが、あらかじめ目的が決まっている人にとってamazonは使い勝手がいいはずです
実質主義の方は使い勝手がいいamazonがお勧めです。
でも素っ気ないイメージがある
ただ、amazonは楽天に比べるとそっけないイメージがあります。
トップペーシに大々的にプライムビデオの宣伝が出ていることがありますが、楽天ほどの派手さはありません。
この素っ気なさをどうとらえるかは人によって違うでしょうが、楽天と比べるとデメリットといえるのではないでしょうか。
もっとも、amazonファンの方にとっては、この素っ気なさも一つのメリットと感じているかもしれません。
楽天にもamazonにもお得情報は存在します。
あえて言えば楽天の方が多いでしょう。
ただ、楽天の期間限定ポイントは「期間限定」であり、使い道も限られていることは覚えておく必要があります。
また、セキュリティ面、つまり安全面については全ての情報を一括管理しているamazonの方が安心できると言えます。
ただ、セキュリティの観点では、最優先で守るべき項目はクレジットカード情報です。
この部分だけは出店者から切り離して一括管理している楽天の判断は称賛に値することも確かです。
結局、楽天とamazonでお得さと安全さを比較してもさほど差はなく、結果としてどちらのサイトが好きかで選択するということになるでしょう。
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